時代経て木春菊も主役交代 --- 照隅燈
この花の名前を確認するため、教えてサイトに投稿したところ、全部の方がマーガレットだと回答され、それは違うでしょう、と思い、ネットで色々調べてみました。
・サントリーが品種改良してボンザ・マーガレットを販売している
・フランスで品種改良が盛んなこと
・マーガレットで画像検索して出て来る殆どは私が昔から知っているものとは違うコスモスの葉状のもの
・花の図鑑の殆どのサイトも最近の園芸種をマーガレットの写真として使っている
・園芸店で販売しているマーガレットも最近の品種
といったことが解り、更に調べている中に、科技研という会社のサイトに「息抜きページ」があり、その中に花図鑑・植物図鑑があり、そこにマーガレットの各種がありました。
https://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-marguerite-comet-pink_large.html
ここに、開花期はピンクで時が経つと白くなる「マーガレット・コメットピンク」が紹介されていて、これだ!と思いました。
因みに、明治時代に渡来したという伝統的なマーガレットは下記のようなもので、現在マーガレットと呼ばれているものと違うのは、草丈が1メートルから1.2メートルくらいと高い、葉は菊の葉に似た感じで、多くの園芸種がコスモスの葉に似た亀裂の深いものではありません。また、基本的には1本の茎から1輪の花が咲きます。最近の園芸種は複数の花が咲きます。
いや~、随分時間が掛りましたが、本来のマーガレットは影を潜め、品種改良された園芸種が現在では主流になってしまっているようで、これでいいのかな?名前くらいは区別しろよ!と思ってしまいました。
因みに、マーガレットの和名は木春菊です。
After time past, main stream of Margaret has been changed - - - Showgoo10
【追記】2018/3/17
更に調べて解ったことは、私が子どもの頃から実家で「マーガレット」として栽培されていたのは、どうも「フランスギク(別名オックス・アイ・デージー)」だったようで、学名はChrysanthemum leucanthemumで、キク科・フランスギク属となり、70種類くらいがあるとのことです。
更に、ややこしいのは、フランスではフランスギクをMarugueritaeと呼ぶので、それを日本語にした時、マーガレットとなり、こちらの名前で普及したのだそうですから、あながち間違いということではないわけです。
花はマーガレットに似ていますが、一年草で一本の茎に1つも花を咲かせる単頭花ということです。
また、フランスギクの葉はギザギザのあるヘラ丈であるのに対して、マーガレットはコスモスの葉のように羽根状で細かい切れ込みがあり、多年草で、主幹は木質化し、枝分かれして、球状に咲きます。
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